院長あいさつ
当院のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。院長の水谷 崇(たかし)と申します。当院は、令和6年7月に、4年目を迎えました。
診療を通じてこれまでを振り返りますと、コロナ禍や働き手の不足といった飛騨地方の事情を痛切に感じました。そこから、残された働き手にさらなる無理が生じる状況。そのような負のスパイラルを目にしてきました。なんとかしないと飛騨はつぶれてしまう。そう感じるのは私だけでしょうか?
当院の果たすべき役割とは。
~働き手や次代の働き手の力になれるような運営をする~
広い地域を数少ない病院・医院でカバーしている地域事情のなか、当院も精神科で関わること全般のサポートを心がけています。
更にその上で、スローガンとして
○ 働き手世代の不調に出来るだけ早く対応する
○ 働き手が職場で順応しやすいよう職場にも提言する
○ 発達障がい者の就労支援
を重視して掲げています。
これらを実現するために、「睡眠外来」、臨床心理士・公認心理師の両資格を持つ経験豊富な心理士2名による臨床検査・カウンセリング、地域の医療機関や就労支援施設との連携を積極的に行い、更には企業との面談も行っております。
精神疾患は今まで身近でなかった。そういう人はまだまだ大多数であると思われます。しかし、精神疾患の抱える問題は、「今まで関係がないと思っていた」状況に突如身近にあらわれて、「周囲が適切でない関わりをしてしまう」ことにあります。不調をかかえる人に、「常識的と思った対応をしていたら、どんどん問題が悪化した」というのは精神疾患の世界ではよくあることです。
私は自分の及ぶ微力な範囲でしかありませんが、少しでも「精神疾患」という言葉の理解を求めて、みなさんに発信していきたいと思います。この飛騨が、誰もがこころの健康を保ちながら過ごせる地域となることを使命として、日々の診療に勤しみたいと考えております。
[令和6年7月追記]
睡眠外来を行うようになって、1年以上たちました。精神科診療は全国的な傾向で予約制のクリニックは都市部では3カ月待ち、この飛騨地域でも2~4週待ちになることが多いと思いますが、当院の睡眠外来は多くの方を1週間以内で診療対応できております。それゆえに、多くの患者様に好評を得られております。また、これに関してという意味合いもありますが、当院予約の患者様で、やむを得ずご来院できない場合は、できるだけ速やかにご連絡をいただければ幸いです(当院、営業時間中の連絡をお願い致します)。
【 院長プロフィール 】
平成9年 医師免許取得 岐阜大学医学部精神神経科入局
平成10年 下呂谷敷病院(現 南ひだせせらぎ病院)常勤医
平成17年 高山赤十字病院心療内科 常勤医
平成19年 下呂谷敷病院(現 南ひだせせらぎ病院)常勤医
平成29年 養南病院 常勤医
令和3年 たかメンタルクリニック開業(ウルトラメンタルクリニックを継承)
【 資格 】
精神保健指定医
精神科専門医